世界一馬鹿な旅人

 

アニメ、フルーツバスケットを見ていた。

その中に主人公が修学旅行の積み立て金を滞納していた。その理由がバレンタインデーでみんなにチョコレートを配ったためお金がなかったのだ。

そんな中こんな寓話が登場人物から語られる。

 

『バカな旅人が旅をしてるの
どうバカっていうとね。すぐだまされちゃうの
街の人達にだまされちゃうの
その度にお金やクツをだましとられちゃうの

でも旅人はバカだから
「これで助かります」
って街の人のウソにも
ポロポロ、ポロポロ涙をこぼすの
「お幸せに、お幸せに」
っていうの

 

で、とうとうすっ裸になっちゃって
さすがに旅人も恥ずかしくて
森の中を旅する事にするの

 

そしたら今度は森に住む魔物達に出会うの
魔物達は旅人の体を食べたくて
言葉たくみにだましていくの
もちろん旅人はだまされて
足を一本、腕を一本、あげちゃうの

 

結局、旅人は頭だけになっちゃって
最後の魔物には目をあげたの

 

その魔物はバリバリ目を食べながら
「ありがとう。お礼に贈り物をあげます」
って置いてくの

 

でも、それもウソで
贈り物は『バカ』と書かれた紙切れ一枚

 

でも旅人はポロポロ泣くの
「ありがとう。ありがとう」
「初めての贈り物だ。嬉しい。嬉しい。ありがとう。ありがとう」
もう、ない目から、ポロポロ、ポロポロ涙をこぼすの

 

そして旅人は、そのままポックリ
死んでしまいましたとさ』

さて皆さんはこの話を聞いてどう思いましたか?

ここではこう語られています。

「損とか苦労とか、考えるだけムダだよ。旅人はそんな事考えちゃいないもの。
誰かにとってはそれがバカでも、ボクにとってはバカじゃないだけ。
誰かにとってはだましがいのある人でも、ボクはだまさないだけ。
ボクは本当に喜ばせてあげたいと思うだけ。 」

確かに馬鹿な旅人だと思うが胸を打つのはなえだろう?